子どもには、ほとんどの場合、HSKよりYCT(Youth Chinese Test)が正しい選択です。YCTは中国語を母語としない小・中学生向けに作られているので、テーマも語彙も形式も年齢に合っていて、絵を中心とした内容です。一方HSKは、中高生・大人向けの一般的な検定です。どちらのテストも、中核となる同じ高頻度の中国語を扱いますが、YCTはそれを、幼い子どもが毎日実際に使う言葉・お話・絵を通して届けてくれます。

YCTとHSKとは?

YCT(Youth Chinese Test)は、学齢期の子ども向けの、中国語の国際標準テストです。筆記は4つのレベルに分かれていて、YCT 1からYCT 4まであり、中国語を母語としない小・中学生を対象としています。語彙は少しずつ積み重ねで増えていき、YCT 1は約80語、YCT 2は約150語、YCT 3は約300語、YCT 4は約600語です。

HSK(Hanyu Shuiping Kaoshi)は、中高生・大人を対象とした標準的な中国語能力試験です。よく知られている従来の制度では、HSK 1からHSK 6まであります。HSK 1でもすでに約150語をカバーしていて、これはYCT 2と同じくらいの数ですが、仕事・勉強・旅行といった大人のテーマを通して出題されます。5歳の子にHSKが合わないのは、単語数ではなく、この「大人向けの枠組み」が理由です。

YCTとHSKを並べて比較

YCT (Youth Chinese Test)HSK (Hanyu Shuiping Kaoshi)
対象中国語を母語としない小・中学生中国語を学ぶ中高生・大人
年齢の目安幼児から10代前半まで中高生・大人
レベル数筆記4レベル(YCT 1〜4)6レベル(HSK 1〜6、従来の制度)
初級レベルの語彙数YCT 1 ≈ 約80語HSK 1 ≈ 約150語
テーマ・形式子どもの毎日の暮らし(家族・食べ物・動物・遊び)。絵を中心とした内容仕事・勉強・旅行といった大人のテーマ。文字が中心
子どもに向いている?✅ はい — 子どものために作られていますあまり向いていません — 年上の学習者向け

幼い子どもにYCTがぴったりな理由

幼い子どもと大人の初心者が、最初の1年で同じくらいの数の単語を覚えることはあるかもしれません。でも、同じ言葉を同じやり方で学ぶべきではありません。YCTは、小さな学習者のために、次の3つをきちんと押さえています。

はじめの一歩をもっと詳しく知りたい方は、幼いお子さん向けのYCT 1とYCT 2の比較や、子ども向けのおすすめYCT 1中国語PDF集もご覧ください。

Little NiHao とYCTレベルの対応

Little NiHao は独立したブランドで、YCTの公式試験対策教材ではありませんが、どのえほんもYCTの語彙範囲に沿って作られています。だから、お子さんがお話の中で出会う言葉は、まず知っておく価値のある言葉ばかりです。どのえほんにも全編ピンインと英語が付いているので、中国語が読めない保護者でも安心して一緒に読み進められます。レベルの対応は次のとおりです。

Little NiHao のレベルYCTレベルおすすめの年齢
🌿 Sprout(芽)YCT 1(約80語)4〜5歳
🌸 Bud(つぼみ)YCT 2(約150語)5〜6歳
🌺 Bloom(花)YCT 3(約300語)6〜7歳

まったくの初心者のお子さんは、たいていSprout バンドル(YCT 1)から始めるのがおすすめです。かんたんな中国語の会話がすでにわかるお子さんは、Bud バンドル(YCT 2)から始められます。

YCTは、あとでHSKに引き継げる?

YCTとHSKは別々の試験なので、YCTの合格証がそのままHSKのレベルに変換されるわけではありません。けれども、学んだことは完全に引き継がれます。どちらのテストも、中核となる同じ高頻度の語彙と文法をもとにしていて、それを年齢に合わせて作り分けているだけです。YCT 1からYCT 4まで進んだお子さんは、HSKがのちに求める、よく使う言葉や文の型という土台を、知らず知らずのうちに築いています。だから、大きくなって準備が整ったとき、大人のテーマへの一歩がずっとスムーズになります。

まずは1冊から

始めるのに試験の日程は必要ありません。お話を1冊選んで、ピンインと英語を使いながら1週間一緒に読み、お子さんの反応を見てみましょう。どのえほんもその場でダウンロードできるPDFで、価格は1冊でも1レベルまるごとでも、同じ一律 $2.99 です。

Little NiHao のえほんは、1冊 $2.99、または1レベルの5冊すべてがバンドルで $2.99。どちらも同じ一律価格で、その場でダウンロードできるPDF、全編ピンインと英語付きです。

よくある質問

うちの子はYCTとHSK、どちらを受けるべき?

幼いお子さんには、ほとんどの場合YCTのほうが合っています。YCTは中国語を母語としない小・中学生向けに作られているので、語彙もテーマも絵も年齢に合っています。HSKは、仕事や旅行といった大人のテーマで、中高生・大人向けに作られています。

YCTは何歳向け?

YCTは中国語を母語としない小・中学生向けなので、およそ4歳から10代前半まで使えます。Little NiHao では、Sprout(芽・YCT 1)を4〜5歳、Bud(つぼみ・YCT 2)を5〜6歳、Bloom(花・YCT 3)を6〜7歳に対応させています。

YCT 1は何語くらい?

YCT 1では、もっともよく使われる中国語の単語をおよそ80語カバーします。レベルは積み重ねで増えていき、YCT 2は約150語、YCT 3は約300語、YCT 4は約600語です。HSK 1は約150語ですが、大人向けのテーマを使います。

YCTは、あとでHSKに引き継げる?

YCTとHSKは別々のテストなので、YCTの合格証がHSKのレベルに変換されることはありません。ただ、2つは中核となる同じ語彙と文法を共有しているので、YCTでしっかりとした土台が築かれ、お子さんが大きくなったときにHSKへ進むのがぐっと楽になります。

YCTは受ける価値がある?

多くのご家庭は試験を受けませんし、その必要もありません。本当の価値は、研究にもとづいた「語彙のはしご」としてYCTのレベルを活用することです。やる気につながる目標として、お子さんに受けさせる保護者もいて、それもまた意義のあることです。